最初のファイバー配置システム、台湾で試験中


少し時間は遡りますが、メトロロジカメラが太平洋を渡った少し前に、一番目ファイバー配置モジュールも太平洋を渡りカリフォルニアから台湾へ輸送されました。

PFSの観測装置は、すばる望遠鏡の主焦点面にファイバーを並べて星や銀河の光を捉えます。ファイバーそのものとファイバーを観測したい場所へ配置するアクチュエータ『コブラ』を組み立てた、ファイバー配置システム(通称『コブラモジュール』)は、カリフォルニア工科大学(CIT)、NASAジェット推進研究所(JPL)、ブラジルチームの協力して開発しています。

2017年12月に輸送に向けたミーティングを行いましたが、その後、モジュールを構成する57本のファイバーの焦点位置や指向角度、駆動について試験を行い、3月末についに台湾へ輸送されました。


左:『コブラモジュール』の輸送準備をしているカリフォルニア工科大学のMitsuko Robers 氏とのブラジルチームの Leandro H. dos Santos 氏
右:出荷される『コブラモジュール』

このモジュールは最終的にはスペアとして使われますが、現在台湾の中央研究院天文及天文物理研究所(ASIAA)と協力機関である中山科学研究院航空システム研究部門(ASRD)のメンバーがこのモジュールを用いてファイバー配置の試験・開発を行っています。また、『コブラモジュール』を配置する光学ベンチが傾けた時にどのように変形するかなど、主焦点装置全体の組み上げ試験も進められています。


台湾で試験中の『コブラモジュール』


重りをつけて光学ベンチの変形量を測定している様子

カリフォルニアでは、二つ目・三つ目の『コブラ』モジュールの組み上げ・試験が進んでいます。


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