一台目の近赤外カメラがすばる望遠鏡で組み上げられました

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2023年3月後半にPFSプロジェクトでは新しいマイルストーンに到達しました。一台目の近赤外カメラがジョンズホプキンス大学(JHU)から輸送され、すばる望遠鏡での組み上げに成功したのです。その名前から想像できるように、近赤外カメラはPFSの分光器の内近赤外線域(940-1260nm)をカバーし、青・赤カメラと一緒に使われます。各分光器に1台ずつ、合計4台の近赤外カメラがすばる望遠鏡に輸送され、組み上げられる予定になっています。

近赤外カメラは、フランスのマルセイユ天文物理研究所 (LAM)とパートナーであるBertin Winlight 社、アメリカ合衆国のジョンズ・ホプキンス大学、プリンストン大学が共同で開発しています。

近赤外カメラは、2019年12月に青・赤の2台のカメラのみで先行して組み上げられていた分光器1台目に取り付けられました。これにより、3色のカメラが揃い1台目の分光器が完成しました。近赤外カメラの取り付け作業はLAM、JHU、PUのリモート支援を受けながら、ハワイ観測所のPFSチームで行われました。

取り付けから約1週間後、近赤外カメラは無事に真空引き、続いて運用温度(摂氏-168度)まで冷却をすることができ、試験データを取る準備が整いました。今後試験を行い、来る4/19から5/2に予定されている試験観測で近赤外カメラのファーストライトを迎えるのを期待しています。