PFSプロジェクトは装置の開発に並行して、サイエンスの検討も熱心に進められています。2023年3月上旬には東京大学カブリIPMUで対面とzoomのハイブリット形式によるPFSサイエンスチームのコラボレーション会議が開催されました。
PFSサイエンスチームは宇宙におけるダークマターやダークエネルギーの役割を追求するために数多くの銀河や星を観測する、大規模なサーベイ観測計画を立てています。会議では、最近の装置の開発状況や今後の試験観測の予定を基に、どのように計画書を仕上げていくかの議論やアクションアイテムの確認が行われました。また全体会議の前後では、サブグループに分かれての詳細な検討も行われました。
今回は、新型コロナウィルス感染拡大による規制・自粛が広がって以降、久々に顔を合わせるメンバーも多く、直に議論できる喜びも分かち合いました。今後は科学運用開始に向けて装置チームが装置を仕上げていくともに、大規模サーベイ観測を万全に始められるようにサイエンスチームも準備を進めていく予定です。