ファイバーケーブルの組み上げ作業は今…


数か月前に、PFS装置のサブシステムのひとつであるファイバーケーブルの第二段階の組み上げ作業が始まったと報告しました(こちら)。今回はその続きのお話です。

PFS装置を使った観測では、すばる望遠鏡の主焦点に載せるファイバーで銀河や星からの光を捉え、ドーム棟に設置される分光器でそのスペクトルを取得します。主焦点から分光器まで光を運ぶのが、全長約55mのファイバーケーブルシステムです。

ファイバーケーブルの基礎はイギリスで製造され、ブラジル国立天文台(LNA)に輸送されました。ここで、第二段階の組上げ作業として、主焦点装置や分光器と接続するためのコネクタや 、ファイバーに強いストレスがかからないような機構が取り付けられ、ファイバー端面の研磨が行われます。また、コネクタの接続状態を確認するための機器も取り付けられます。

ファイバーケーブル1台は分光器1台とつながるので、約200マイクロメートルの太さのファイバーが600本以上から構成されます。 また、LNAで組上げられる部分はファイバーケーブルの端だけとはいえ、両端それぞれ数mもあります。 その為、工程の整合性や安全性を重点的に、ここ数か月組上げ工程の設計審査と議論を行ってきていましたが、2020年1月についにファイバーケーブル1号の本格的な組上げ作業を開始しました。 今年中頃の望遠鏡取り付けを目指して組上げが進められています。


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