主焦点装置のパーツが台湾へ届き始めました。


PFSの装置を構成しているパーツで、すばる望遠鏡の主焦点に取り付けられる部分を主焦点装置と呼んでいます。主焦点装置は、約2400本のファイバーやその配置用のアクチュエータ、望遠鏡を空の観測領域に向けガイドを行うためのカメラなどから構成されています。

主焦点装置は台湾にある中央研究院天文及天文物理研究所 (ASIAA: Academia Sinica Institute of Astronomy and Astrophysics)と中山科学研究院航空システム研究部門 (ARSD of SCIST: Aeronautical Systems Research Division of Chung-Shan Institute of Science and Technology) で組み上げ・試験が行われます。その実験室や試験台の完成については以前こちらで紹介しました。主焦点装置の開発は他にカリフォルニア工科大学、NASAジェット推進研究所、ブラジル国立天文台が担当していますが、各機関で製作された部品が更なる組み上げと試験の為に台湾へ届き始めています。

先日ブラジルから届いたのは『モジュラープレート』と呼ばれる3枚の部品です。この部品は主焦点装置の内部でファイバーを固定しガイドする為にそれぞれが特徴的な形をしています。約2400本のファイバー600本ずつ4つのグループに分けられ、望遠鏡の焦点面のある主焦点装置の底から筒頂部へと伸び、4つの分光器へとつなげられます。焦点面では1台の分光器だけでも視野全体をカバーできるように、各グループのファイバーが互い違いに並べられれいます(下図の4色のケーブルをご覧ください)。3枚のモジュラープレートはこのような焦点面のファイバー分布を保持しながらケーブルを筒頂部までガイドする上で鍵となるパーツです。

blog_mp(PFIの断面図)

届けられたプレートは、ASIAAで製作している主焦点装置のフレームにフィットするか試験され、ファイバーケーブル納入後の組み上げに備えられます。

DSCN7633-2048  (届いたモジューラプレートと他の部品)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です