4台目の近赤外カメラがインストールされました

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早いもので2024年も折り返しになりました。6月の半ばにひとつマイルストーンを迎えたのでその報告をします。

PFSは4台の分光器を使って2400本のスペクトルを取ります。それぞれの分光器には青、赤、近赤外のカメラが備えられています。その内、近赤外カメラは米国のジョンズ・ホプキンス大学 (Johns Hopkins University: JHU) で開発されていましたが、4台目の分光器用のカメラが2024年5月の半ばに無事に完成し、すばる望遠鏡に輸送されました。

カメラは5月の終わりごろにすばる望遠鏡に到着しました。その後、6月の半ばに分光器が設置されているドーム棟の4階まで運ばれ、4台目の分光器への組み上げが完了しました。これまでに真空度や冷却機能は問題ないというところまで確認でき、今後カメラのフォーカス位置や像質などの試験を行っていく予定です。

修理に出している1台目の分光器カメラの作業もまもなく輸送される予定で、もうすぐ12台のカメラが揃うのをプロジェクト一同楽しみにしています。