米国カリフォルニア工科大学ではNASAジェット推進研究所とブラジル国立天文台と協力してファイバー配置モジュールの組み立てを進めています。
ファイバー配置モジュールは実際に使用する42セットとスペアを製作することになっています。モジュールに組み込まれている57本のアクチュエータ『コブラ』を駆動させる試験を行い、必要な設計の修正をしながら最初のモジュールの組み立てを進めてきました。コブラだけの試験を通過し、今月ファイバーとアクチュエータの組み付けを終え、機能試験やキャリブレーション試験が行われました。
ファイバー組付け前後のファイバー配置モジュール(左:組付け前、右:組付け後)
ファイバーが取付けられた状態でアクチュエータを動かした様子。アクチュエータの2段ステージをそれぞれ動かしています。
嬉しいことに、57本のファイバーをアクチュエータを使って動かすことに成功しました!
ファイバー配置モジュール試験の様子。ファイバーを後ろから照らし、57本のアクチュエータを同時に動かしています。
最初のモジュール製作で得た組み上げ工程のノウハウを活かしつつ、今後残りのモジュールの製作が進められます。