ソフトウェアコラボレーション会議


9月5日から6日の2日間にわたり、米国プリンストン大学でPFSソフトウェアコラボレーション会議を開催しました。PFSプロジェクトのソフトウェア開発に携わっているメンバーだけでなく、PFSが設置されるすばる望遠鏡のソフトウェア担当者、国立天文台のデータベース開発担当者など、普段は各機関に散らばって活動している約30名が一堂に会し、PFSのソフトウェアに関する議論を集中的に行いました。

一口に「ソフトウェア」といってもその役割は様々です。良質のデータが取得できるよう望遠鏡と連動して装置の各部分を制御するソフトウェアがあれば、取得したデータから天体のスペクトルを抽出しその特徴を数値として計測するソフトウェア、観測の際に効率よく多数の天体を観測できるファイバーの配置を考案するソフトウェア、すでに取得されたデータからサーベイ観測の進捗を評価し監督するソフトウェアなどがあります。そして、各ソフトウェアが観測に必要なデータや情報を共有する為のデータベース、取得されたデータを貯蔵するデータアーカイブもソフトウェアと密接に関係する重要なコンポーネントです。

これらのソフトウェアは、その役割が様々なら、開発に際して克服すべき課題も様々です。2日間の会議では、各ソフトウェアの開発状況と課題について情報を共有したのち、今後の取り組み方について意見交換と議論を行いました。

pfs_software_sept2016


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